圧巻パフォ生む大谷「韋駄天のDNA」…父・徹氏、母・加代子氏の《超エリートスポーツ経歴》とは?

公開日: 更新日:

 母親の加代子さんは小学校時代に始めたバドミントンに打ち込んだ。中学3年時は神奈川県の代表メンバーに選ばれ、全国大会へ。団体女子の部で準優勝した。敗れた相手は後に1992年のバルセロナ五輪に出場した陣内貴美子のいた熊本県だった。このときの全国大会決勝を含め、同学年だった陣内とはこの後も何度か対戦している。

 両親の血を受け継いだ大谷は、幼稚園の年長組から小学4年生までスイミングスクールへ。陸上は小学5年時に水沢区内の記録会の200㍍で3位、6年時は80㍍ハードルで6位に入賞している。

 中学3年時の運動会では、足の速い生徒を集めてクラス単位の順位を競うリレーで担任を仰天させた。当時の担任はそのときの大谷の走りについて、こう述懐している。

「他の生徒たちは顔をくしゃくしゃにして懸命に走っているのに、大谷は本気で走っているように見えない。流して走っているように見えるんです。けれども、ダントツに速かった。他の生徒をゴボウ抜きです。あんな走り方は見たことがありませんでしたから、本当に驚きました」

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