阪神右腕・秋山拓巳が引退発表…「野手でも見たかった」とスカウト惜しむ“伊予ゴジラ”の打棒
通算打撃成績は210打数30安打の打率.143。本塁打は2本だったが、スイングスピードと打球の速さは、確かに「もし野手に転向していたら…」と関係者の想像を膨らませるだけのものはあった。
18年の右膝手術から20年11勝、21年10勝と復活を果たしたものの、昨年までの2年間で1勝4敗。一軍でのチャンスが減る中、それでも二軍のウエスタン・リーグで2年連続最多勝に輝くなど腐ることなく腕を振った。引退を発表したこの日も、「もうちょっとで1000イニングに到達するので。ワガママを言って、2回(イニング)ぐらいもらいました」と残り2回3分の1とするウエスタン通算1000投球回を目指し、「最後まで今まで通り頑張る」と話した。
現役最後の登板試合では、「打席に立つ秋山も見たい」という阪神ファンも多いのではないか。
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阪神一筋で現役を全うする秋山だが、実は「放出危機」を経験していたという。秋山を欲しがっていた球団はいったいどこか。なぜ阪神は手放さなかったのか。
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