大谷《すごく進化》と指揮官称賛もドジャースには鬼門のプレーオフ…初戦のカギは「バットと足」
「しっかりと自分の調子を維持する。気持ちを切らさずに、まず、その間の日を過ごしていきたいと思います」
日本時間30日、レギュラーシーズンの全日程を終了した大谷翔平(30=ドジャース)が、10月6日に始まるプレーオフ地区シリーズに向けてこう言った。
最終戦は4打数1安打1盗塁。今季は打率.310、54本塁打、59盗塁、130打点で、本塁打と打点の2冠は確実。日本人初の「3割、30本、30盗塁」のトリプルスリーも達成したものの、「ここから先はシーズン中に積み上げた成績とか数字っていうのは、もう意味がない」という。本人の目標はズバリ、ワールドシリーズを制覇しての世界一なのだ。
ドジャースは目下、11年連続プレーオフ進出中も、その間、ワールドシリーズを制したのは2020年の1回だけ。昨年はダイヤモンドバックス、一昨年はパドレス相手に、プレーオフ初戦の地区シリーズで姿を消した。いずれもナ・リーグ西地区を制しながら、2年続けて同地区のチームに敗れた。
そして今年もまた、プレーオフ初戦で同地区のパドレスと対戦する可能性がある。ダルビッシュ(38)や松井裕樹(28)を擁するパドレスがワイルドカードシリーズを勝ち上がった場合、地区シリーズで顔を合わせる。