男子バレー日本代表新監督に内定!東京五輪金メダル元仏代表監督ロラン・ティリ氏の正体
東京五輪の準々決勝。強豪ポーランドとの一戦で、ティリ氏はフランス選手の弾いたブロックボールがベンチ前に飛んでくると、豪快なフライングレシーブを披露。右手に触れてボールは上がらなかったものの、すくっと立ち上がってニヤリと笑った。
「あれは恐らくわざとやったんじゃないかと思います。セットカウント2-2の競った展開で試合の流れをつかみ切れなかった場。少しでもチームの空気を変えようとしたのです」(前出のライター)
新型コロナによる延期で、東京五輪ではフランス代表と日本のVリーグの監督を兼任していた。
「バレー協会男子強化委員長の南部正司さんが日本代表監督時代(12~14年)にフランス代表と親交を深める中で仲良くなり、Vリーグへの招聘に成功した。母国開催だったパリ五輪でも代表監督の続投要請を受けていましたが、『家族との時間が取れないし、しんどい。もうパリでは代表監督はやらないよ』と話していました」(前出のライター)
男子バレー日本代表は世界ランク2位で臨んだパリ五輪でメダルを期待されながら、最終順位7位で終えた。リベンジを狙うロス五輪に向けて、「ティリ再生工場」が動き出す。