FA補強の成果は互角!大谷ド軍とヤ軍が今オフ目玉選手を巡って場外バトル
この由伸以外の最近のケースでは19年のコール。契約年数でドジャースの8年を上回る9年を提示したヤ軍に軍配が上がった。21年オフにはフレディ・フリーマンの獲得にしのぎを削ったが、ヤ軍の条件はド軍の6年186億円に及ばず撤退。22年オフはヤ軍からFAのジャッジを巡ってジャイアンツを交えた三つ巴に発展。この時はヤ軍が9年504億円の好条件で、ジ軍の493億円、ド軍の325億円を抑えて引き留めに成功した。近年のFA市場での対決は、ほぼ互角だ。
今オフも両軍はFA補強に動くのは必至で、目玉はヤンキース・ソト。20年の首位打者(打率.351)であるソトは25歳と若いこともあって強気。プロスポーツ史上最高額を更新した大谷の7億㌦(1000億円超)規模の契約を希望し、複数の米メディアによれば、ヤ軍との再契約に加え、ド軍も移籍先の有力候補に挙がっている。
大谷以外にも好打者が揃うド軍がソト獲得に動くかどうかはともかく、両軍とも補強の優先事項はローテの整備。今オフはオリオールズの右腕バーンズ、ブレーブスの左腕フリードらエース級がFAになるだけに、目玉投手を巡って両球団によるWSの場外戦が繰り広げられそうだ。