大谷“強行出場の代償”は軽視できず…左手は常にユニホームの襟に、テーピング&痛み止めを服用
手負いの長距離砲が痛々しい。
左肩を亜脱臼したドジャース・大谷翔平(30)が日本時間30日、ヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第4戦に「1番・DH」に2戦連続で強行出場。前日は痛み止めを服用し、テーピングやサポーターで患部を保護して臨んだが、ヤ軍投手陣に対し、3打数無安打、2四死球、1三振。初回の第1打席は一度もバットを振ることなく四球で出塁した。
打撃では力感がなく、スイングした際には顔をしかめるシーンも。本人は痛みを否定したが、走塁では患部への負担、衝撃を避けるため、常に左手をユニホームの襟にかけるなど痛々しさは否めなかった。
この日の試合前、ロバーツ監督はMRI検査の結果、「構造的な損傷は見当たらなかった」と軽傷を強調。4年ぶり8度目の世界一がかかる30日の第4戦での起用も明言した。
試合後に会見した大谷は患部の状態について、「今は痛みも引いてきているので、自分のスイングが戻ってきている」と説明。WS終了後の手術の可能性について聞かれると、「今季が全部終わった後に、また改めて検査をして良い状態なのかどうなのか。今の段階では問題ないんじゃないかと思います」と話した。