MLBが「国際ドラフト構想」でひっそり進める日本のアマ選手「青田買い」のシナリオ
メジャーのオーナー会議が、あす(日本時間20日)ニューヨークで開幕する。
各球団のミリオネア、ビリオネアが一堂に介する同会議は主にMLBの決議事項の審査、承認が主な役割だが、オーナー側から議題が提出されることもある。
複数の米メディアによれば今回、経営者サイドが提案するとみられているのが、ドラフト対象国を現行の米国、カナダ、プエルトリコ以外の国・地域に拡大する「インターナショナル・ドラフト」の開催だという。
開幕直前の3月まで紛糾した2023年の労使交渉ではオーナー側と選手会側で最後まで折り合いが付かなかったが、現在もMLBのワーキンググループが継続して審議している。
現行のドラフト制度でドミニカ共和国を中心とした中南米諸国出身選手を獲得する際、上限が定められているとはいえ、若手有望株は契約金が高止まり。ここにきて、パドレスが年齢を詐称したドミニカ出身選手と約4億5000万円で契約したことが明らかになるなど、依然として裏では詐欺師のようなブローカーが暗躍している。