悲願の初優勝 2代目琴桜の覚醒要因...来場所は豊昇龍との「ダブル綱とり」へ
来年1月は綱とり場所となる。果たして祖父と同じ地位を勝ち取れるのか。
「相撲そのものについては言うことはない。あとは今場所の精神力をキープし、今後も発揮できるかどうか。もっとも、これまでがこれまでですからね。綱とりの重圧の中で攻めの姿勢を貫けるのか懐疑的に見る親方衆は少なくありません」(前出の親方)
八角理事長(元横綱北勝海)は「今場所は受け身ではなく攻めていた」と話し、高田川審判部長(元関脇安芸乃島)も「今場所は強い気持ちで前に出ていた」と話した。裏を返せば、気迫に欠ける精神的なモロさがあるということだ。
ちなみに来場所は豊昇龍との「ダブル綱とり」も話題になっており、高田川審判部長も「豊昇龍は来場所の相撲次第」と話した。
横綱ダブル昇進となれば、70年の北の富士、玉乃島(玉の海)以来の快挙。チャンスを逃さず、ものにできるか。
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大相撲と言えば、先場所限りで引退した貴景勝は、過去に2場所連続で「優勝に準ずる成績、優勝」しながら横綱になれなかった。いったいなぜか。貴乃花の元弟子だからなのか。日本相撲協会・八角理事長を直撃すると、意外な答えが返ってきた。
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