石川遼は優勝が絶対条件 最終日の難関18番ホールで逆転賞金王のドラマは生まれるか

公開日: 更新日:

 この名物ホール、最終日のピン位置は毎年「右手前」と決まっている。手前10ヤード、右4から5ヤード。ピンより奥は禁物なのでグリーン手前か右下に外す選手が多い。右下からのアプローチは下り傾斜を「計算」してピンより3メートル前後も右へ打ち出さなければならず、グリーンを外せばピンに寄せることさえ難しい。

 今年は賞金ランクトップの平田憲聖(24)から6位の石川遼(33)まで6人の選手に賞金王の可能性が残る。3位以下は優勝が不可欠。石川の大逆転は、優勝かつトップの平田が単独2位以下という厳しい条件がつく。

 2日目が終わって首位は通算9アンダーの中島啓太(24)と片岡尚之(26)。平田は通算2アンダー10位タイ。石川は通算3オーバー25位タイでは大逆転は絶望的だが、賞金ランク2位の金谷拓実(26)は通算4アンダー4位タイにいる。平田とは約288万円差なら、最終日に難関ホールで逆転ドラマを生む可能性はある。

  ◇  ◇  ◇

 国内男子ツアーは世界的な評価だけではなく、人気低迷ぶりも悲惨の一言に尽きる。日程は虫食い状態で録画放送がはびこり、コースは低レベル。なぜこんな事態に陥ったのか。いったい誰が「元凶」なのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された