巨人移籍を決断したFA甲斐拓也の「メモ魔伝説」 金メダルの東京五輪でも本領発揮

公開日: 更新日:

 金メダルを獲得した2021年の東京五輪でも、日本代表の正捕手として各国の打者の研究をしていた。大会後、本紙にこう語っている。

「まず、村田善則バッテリーコーチと捕手陣がミーティング。そこで村田コーチが打者ごとの傾向や特徴を話してくれる。その話と資料のデータを自分の中で一度整理してから、部屋に戻って映像を見ながら自分の思ったことなどをメモしていました。部屋で映像を見る時間? 大体1、2時間でしたね」

 昨年就任した小久保監督はそんな甲斐と重なる部分があった。

 小久保監督は監督室を開けっ放しにするスタイル。これに甲斐は驚きつつこっそり室内をのぞくと、監督はⅰPadを見ながらノートに黙々とメモ。その姿に、「どんな立場になっても勉強することの大切さ」を再認識したという。

 14年間培ってきたデータと情報が新天地でどれだけ生かされるか。

  ◇  ◇  ◇

 ソフトバンクを出た甲斐と入れ違いでレッドソックス傘下3Aから加入した上沢直之は、なぜ古巣の日本ハムを蹴り、入団を決めたのか。SNSでは《不義理》という批判もあるが、決断を後押しした「納得の理由」とはいったい何か。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…