ドジャース大谷 日本開幕戦までに強いられる打撃の突貫工事…オープン戦のノルマは50打席
ドジャースのバッテリー組に続き、野手組のキャンプが日本時間16日にスタート。今季、投打のリアル二刀流復帰を目指す大谷翔平(30)の調整がいよいよ本格化する。
デーブ・ロバーツ監督は右肘と左肩の手術明けの大谷をオープン戦で登板させない方針を明かしており、打者としては「初戦からかは分からないが、早い段階で(アリゾナ州で行われるオープン戦の)カクタスリーグの試合に出場すると思う」と見通しを示した。
大谷はエンゼルス時代からオープン戦での打席数は50前後を目安にしている。球種の見極めやタイミングなど、打席での感覚を重視するタイプだけに、試行錯誤を繰り返しながら、開幕に向けて調整するには50打席前後が必要になる。ましてや昨年のワールドシリーズ終了後の11月上旬、損傷した左肩の関節唇を修復する手術を受け、現在はリハビリ中だ。キャンプ初日のフリー打撃では柵越えを連発したものの、「完全に違和感がないという状態ではない。一番は可動域の制限。肩は特に複雑な構造なので、もう少し時間をかける必要がある」と不安を隠さなかった。