休養する覚悟決めたドジャース大谷は今季三冠王まである…「しっかり休むことに徹したい」とメジャー初公言
休んだ方がいいという首脳陣を制し、試合中にけいれんを起こすまでプレーし続けてきた大谷翔平(30=ドジャース)にとってはコペルニクス的転回ではないか。
日本時間13日のキャンプ初日にこう言ったからだ。
「出られる試合はもちろんと出たいと思ってますけど、休養を取って欲しいっていうときはそれを受け入れ、しっかり休むことに徹したい」
大谷が休養を受け入れて、休むことに徹したいと公言したのはメジャー8年目にして初めてのこと。発言の翌日のキャンプ2日目は、早くも全体練習をパス。
ロバーツ監督は「ショウヘイは完全休養だ」と言った。
打者に専念した昨季はともかく、それ以前、二刀流でプレーしていたエンゼルス時代は例年、シーズン終盤にかけて打撃成績は尻すぼみだった。44本塁打でタイトルを獲得した2023年も、8月以降わずか5本塁打。34本塁打の22年は9月は4本塁打。46本塁打の21年も9月は3本塁打だった。
投打にフル回転したことによって、シーズン終盤にバテるどころか、23年の右肘靱帯損傷や右脇腹痛のような故障にもつながった。