貧打解消を狙い文字遊びで球団名を変更…故・田村駒治郎オーナーの「とんでもエピソード」
情熱が結果に結びついたのはセ・パ2リーグになった50年。松竹と資本提携して「松竹ロビンス」となり、エース真田重男の39勝、主軸小鶴誠の51本塁打でセ優勝を飾った。日本シリーズでは毎日オリオンズに敗れたものの、田村駒は歓喜の渦のなかで持ち芸の裸踊りをやってのけた。70年に殿堂入り。
繊維不況のあおりを受けて53年に球界から去った。最後までチームの売却には抵抗したといわれる。田村駒が愛したチームは大洋ホエールズなどを経て昨年日本一のDeNAとなった。