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田尻一郎元ソフトバンクホークス広報

1967年、福岡県出身。86年ドラフト外で南海ホークスに入団。88年に引退し、98年まで打撃投手。その後は、一軍と二軍のマネジャー、広報などを歴任した。2023年オフに退団。一軍出場なし。

《和田毅 #1》メジャー出戻り直後、「僕のやってきたことは間違いじゃなかった」と声を上げた

公開日: 更新日:

 杉内俊哉(現巨人投手コーチ)と共に、左腕の二枚看板として他球団に恐れられた選手、それが和田毅(43)です。

 早大時代に江川卓さんが保持していた443奪三振の六大学野球記録を塗り替える476奪三振をマーク。2002年には早大の春秋連覇に貢献した、押しも押されもせぬ大卒ナンバーワン左腕。ドラフト自由枠で入団した1年目から14勝5敗、195三振、防御率3.38とずばぬけた成績を残せたのも不思議じゃありません。

 最初に二軍施設でキャッチボールを見た時の「腕が遅れて、ボールがピュッと出てくる」独特のフォームの印象が強かったのですが、すぐに僕の中のイメージは「走る選手」に変わりました。新人の頃から、走る量は並の選手の2倍じゃ利かない。3倍は走っていたと思います。入団して3年目の頃には、すでに首脳陣から練習を一任されていたほどです。

 もちろん、それでも手は一切抜かない。個人トレーナーを雇い、全体練習が終わった後も、延々と400メートル走などをしていました。

 11年オフにメジャー挑戦し、15年オフにホークス復帰。そんな時、和田が「僕がやってきたことは間違っていませんでした」と話したのを覚えています。

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