大阪偕星学園高GoTo詐欺事件 リアル“ルーキーズ”を地で行く強面監督もグウの音も出ず
山本容疑者は昨年3月、大阪偕星学園高を辞職。4月からかつてクビになった倉敷高に戻っていた。辞職の表向きの理由は、水落のわいせつ事件の責任を取ってということだったが、実際は給付金詐欺に気付いた学校側が事件が明るみに出る前に、山本容疑者に自ら退職するよう迫っていた。
前回逮捕時、知らぬ存ぜぬを貫き通し、不起訴になったからか、山本容疑者は調べに対し、当初は黙秘を続けていた。
「地方と比べても府警の取り調べはキツい。そんなんで逃げ切れるほど甘ないし、府警をナメとったらアカンわ。普段から極道や凶悪犯をガチで相手しとるんやから。前回、起訴に持ち込めへんかったから、同じ轍を踏まんよう徹底的に調べ上げ、証拠を固めたようや。“ド素人”がいくら黙秘を貫こうとも、取調官は口を割らせるプロ。さすがに観念したんちゃうかな」(捜査事情通)
相手は高校生のガキンチョとは違う。今回ばかりは言い逃れできない証拠を突きつけられ、強面監督もグウの音も出なかったようだ。