「食品の裏側2 実態編」安部司著
60万部を超えるベストセラーとなった「食品の裏側」の第2弾。日本の食品添加物の現状と、それを減らす食生活のコツを紹介していく。
脂に水素を反応させて作るマーガリン、果物も砂糖も添加物に置き換えたジャム、輸入野菜に添加物を加えた“100%ジュース”など、添加物入りの食品は身の回りにあふれている。これは、食品業界も消費者も「安い・簡単・きれい」を求めるため。しかし、健康への被害は何十年も経たないと分からない。
著者は、毎日の食生活に「ひふみの原則」を勧めている。「ひ―非伝統的なものは食べない」「ふ―不自然なものは食べない」「み―未経験なものは食べない」を守ることで、添加物を遠ざけて自分と家族を守ることが可能になるとしている。
(東洋経済新報社 1400円)