「がんになる29の添加物を食べずに生きる方法」渡辺雄二著
食品添加物は法律で使ってもよいと決められているのだから、さほどの害はないだろうなどと考えるのは大きな間違い。一度は認可されながら、何年も経ってから使用禁止になる添加物もあるためだ。
1947年に砂糖の代用品として認可されたズルチンという合成甘味料などは、摂取による中毒や死亡事故が発生し、21年も経ってから使用が禁止された。現在使われている添加物も、絶対安全とは言い切れない。
本書では、市販の漬物などに使われているサッカリンナトリウム、ハムやベーコンの発色剤である亜硝酸ナトリウム、小麦粉改良剤の臭素酸カリウムなど、発がんの疑いがある29の添加物を紹介。そして、これらを買わないよう心がけようと呼びかけている。
(宝島社 1200円)