「『血管を鍛える』と超健康になる!」池谷敏郎著
私たちの血管は加齢とともに動脈硬化が進み、しなやかさを失って血液が流れる内腔が狭くなってくる。皮膚や髪と同様に血管の老化は仕方がないものの、その進行を抑えて若さを維持する方法もある。
その鍵を握るのが「NO(一酸化窒素)」。血管内皮細胞から分泌され、血流を良くしたり血管壁の弾力を維持する働きがある。加齢や生活習慣病によってNOの分泌量は減少するが、生活習慣の工夫で分泌量を増やすことも可能だ。
例えば、ウオーキング。時間は気にせず、「いつもより5センチ歩幅を大きく」と「少し速め」を心がけると良い。また、食事にショウガを取り入れるのもお勧め。辛味成分であるジンゲロールが、NOの分泌を促してくれるそうだ。
(三笠書房 590円)