「医者に聞きたくても聞けない がんの質問41」川嶋朗著
日本人男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんにかかる時代だが、がんの知識が乏しく、多くの患者が医師に命を丸投げしているのが現状だ。そこで本書では、よりよい治療を受けるために知っておきたい、41の項目について取り上げている。
まず、がんや治療法について医師に積極的に質問しても嫌われないか。うるさい患者は煙たがられそうだが、実は“私はここまで知っている”ということをPRしておいた方が、医師から見下されなくて済む。医師が多少“うるさい”と感じる患者は、同時に“侮れない”とも思うもの。対応や説明も丁寧になるはずだ。
他にも、治療前の「同意書」の法的拘束力や、医師が勧める抗がん剤がどれだけ効くのかなどについても解説している。
(宝島社 1200円+税)