「主夫になってはじめてわかった主婦のこと」中村シュフ氏

公開日: 更新日:

「家政学を学んだので一応の知識はありましたが、実地にやるとやはり違いますね。シュフの仕事は、料理や掃除というワンポイントではなくて、全体の流れの中で、どうコーディネートするかが醍醐味です。同時並行の多様な作業が、パズルのようにピチッとハマった時が気持ちいいんです。やってみれば面白いと感じる男性は、多いと思いますよ」

 しかし育児では、母乳という巨大な壁にぶち当たる。泣きやまない赤ん坊をひたすら抱っこし続けたことも。だからこそ、離乳食を食べてくれた時の感動は大きい。「母子の絆にはかなわないから」その分、子どもに話しかけ、ボケとツッコミで危機を乗り切る。味噌汁をこぼした子どもに「こぼしちゃったんかーい! 拭こうと思ってティッシュ取ろうとして今度はミルクもこぼすんかーい!」というノリで、お笑いにする。ママにも役立つ育児術だ。

「男にも、家事や育児をする『シュフ』の部分があります。それを目覚めさせれば、家庭も円満、サバイバルする力もつきます。働きづめの男性と、家事育児に疲れた女性、どっちの気持ちもわかるので、両者の懸け橋になりたいですね」

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出