「『悪い脂が消える体』のつくり方」吉川敏一著
健康のために野菜中心の生活にしているという人がいる。だが、トリプトファン、リジン、メチオニンなどの必須アミノ酸は、タンパク質を取らないと不足しがちになる。また、肉類のタンパク質は、大豆などの植物性タンパク質よりも効率的に吸収されることが分かっている。
肉類は健康に悪いというのは大間違いで、肉類の脂が体内で酸化して“悪い脂”にならないようにすればいいだけの話であると本書。脂の酸化を防ぐには、抗酸化力を高める成長ホルモンの分泌を促すのがオススメ。方法としては、ジョギングやウオーキングなどの適度な有酸素運動がいい。
また、コショウ、ワサビ、ショウガなどのスパイシーな食材も抗酸化力が高いため、毎日の食事に上手に取り入れたい。(講談社 840円+税)