「『認知症』『寝たきり』になりたくなければ筋肉を鍛えなさい」田辺解著、久野譜也監修
認知症の原因のひとつでもある筋肉量の減少。70代になると、20代の頃の半分にまで筋肉が減るといわれるが、こうなると歩くことがつらくなり、家に引きこもりがちになって、肥満による生活習慣病の増加から認知症につながりやすくなる。東京都老人総合研究所の調べでは、外出が週に1回以下の人は毎日外出する人と比べ、認知症リスクが3.5倍にもなることが明らかになっている。
そこで本書では、1日5分でできる筋肉を鍛えるためのカンタン体操を紹介。まず、壁に片手をついて立ち、壁と反対側に脚をゆっくりと持ち上げる。さらにこの脚を、膝を伸ばしながら後ろに蹴り出す。この時、腰が反らないようにするのがポイント。
左右交互に10回程度行うのがオススメだ。(PHP研究所 1400円+税)