「日本酒をまいにち飲んで健康になる」滝澤行雄著

公開日: 更新日:

 古来「酒は百薬の長」といわれてきた。近年、これに医学的な裏付けを与える研究結果が報告されている。

 例えば、日本人の飲酒者にはがん死亡率が低いという大規模疫学研究がある。

 厚生労働省が2万人を対象に行った研究では、2日に1合の飲酒者の場合、非飲酒者に比べてがん死亡リスクが半減していることが明らかになったという。

 酒にもいろいろあるが、本書が勧めるのは日本酒。発酵食品でもある日本酒にはアミノ酸やビタミン、有機酸など120種以上の栄養成分が含まれ、心臓病認知症を予防する生体調節作用があることが明らかになっている。

 また、アレルギー改善や放射線防護などにも効果が期待できるという。健康のためにも、毎日、日本酒を飲んでみては?(キクロス出版 1200円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出