「50歳からの 驚異の熟眠法」藤本憲幸著
若い頃は何時間でも熟睡できたという人でも、年を取ると眠りが短く、浅くなってくるもの。これは、眠りを誘発するホルモンであるメラトニンの分泌量が低下するためだ。しかし、生活習慣のちょっとした工夫で、若い頃のような熟睡を取り戻すことも可能だという。
例えば、運動不足を解消すること。エネルギーが余った状態で眠ると、これを放出するために何度も寝返りをうつことになり、熟睡が妨げられる。運動は適度なウオーキング程度で十分だが、足の親指に力を入れて歩くことで、効率よくエネルギーを消費できるそうだ。また、寝付きをよくするには体を温めるのがいい。ふくらはぎなどの皮膚を引っ張り上げてからパッと離す「足つまみマッサージ」がお勧めだ。
(三笠書房 1300円+税)