「消化力」西脇俊二著
疲れが取れない、肩こりがひどい、うつ気味である……。このような症状の原因は「消化力」にあるかもしれないと本書。消化力が低下すると必要なホルモンが適切に作られず、自律神経のバランスが崩れて免疫力も弱まる。また、脳の神経伝達物質も十分に供給されず、集中力や思考力の低下を招く恐れもあるという。
消化力を高める工夫は、朝目覚めた瞬間からできる。まずは布団に横になったままで両腕を上に垂直に突き出し、手を“グーパー”と繰り返し動かす。布団から出たら、昔懐かしい「乾布摩擦」もオススメだ。これらを行えば、全身の血流が良くなり自律神経も刺激され、消化力が高まる。
白湯を飲む、ショウガを取る、断糖するなど、食事の工夫も紹介する。(ワニブックス 1100円+税)