「忘れゆく男」ピーター・メイ著、青木創訳

公開日: 更新日:

 エディンバラ市警の刑事フィンは、妻と離婚し、仕事も辞めて故郷のルイス島に戻る。荒廃した実家の修復を始めたフィンは、認知症の進んだ父親トーモッドの介護に手を焼くかつての恋人マーシャリーに手を貸す。同じころ、島の刑事ガンは、泥炭地で発見された身元不明の遺体について調べていた。数十年前に埋められたと思われる遺体は、10代の若者で死因は他殺だった。DNA検査の結果、被害者は以前の事件でサンプルを提出していたトーモッドの血縁者だと分かる。しかし、トーモッドからは何も聞き出せない。トーモッドに殺人容疑がかかっていると知ったフィンは、彼の故郷ハリス島に向かう。

 英国のベストセラーシリーズ第2弾。

(早川書房 1100円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  5. 5

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  1. 6

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  2. 7

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  3. 8

    芳根京子《昭和新婚ラブコメ》はトップクラスの高評価!「話題性」「考察」なしの“スローなドラマ”が人気の背景

  4. 9

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 10

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ