人生を救う言葉編
「10代のための座右の銘」大泉書店編集部編
座右の銘といわれて、単に耳に心地いい言葉をアリバイのように慌てて用意するのではなく、自分の心に響く生きた言葉を日頃から見つけられたらどんなにいいだろうか。そんな言葉をお探しのアナタにオススメなのがこの本だ。座右の銘となる言葉とともにその言葉を発した人のプロフィルや出典、エピソード、同じ人が発した他の味わい深い言葉なども紹介されており、「10代の」というタイトルにしておくのは惜しい、大人も使える名言集になっている。
古今東西の歴史的人物による言葉はもちろんのこと、小林繁の「人生のバッターボックスに立ったら、見送りの三振だけはするなよ」や、井上雄彦によるバスケットボール漫画「スラムダンク」の「あきらめたらそこで試合終了ですよ……?」など、同じ時代を生きる人たちが発した名言も収録。
(大泉書店 1300円+税)