「もの忘れを予防する健康脳トレーニングひらめき漢字編」篠原菊紀著
テレビでも活躍中の脳科学者が、脳の衰えを防ぐトレーニング法を伝授。本書は、“あれ、何だっけ?”を解消するための第一歩として取り組みやすい、誰もが学校で習った漢字や日本語にまつわる問題集となっている。
問題は、「日本画の巨匠の“回顧展”と“懐古展”。正しいのはどっち?」などの同音異字選びや、「“風と共に去りぬは普及の名作です”。漢字の誤用はどこ?」などの間違い探し、「如雨露(じょうろ)」「雪花菜(おから)」「発条(ばね)」などの難読漢字の読み当てなど、バラエティーに富んでいる。
脳のアンチエイジングに役立つ脳トレは筋トレと同じで、やれば必ず少しずつでも成果が表れる。問題に答えられなくても、取り組むこと自体が脳を鍛えるそうなので、地道に続けてみては。
(幻冬舎 1100円+税)