「歌舞伎一年生」中川右介著

公開日: 更新日:

 前知識がなくても「まずは見てみよう」と、チケットの買い方から手ほどきする歌舞伎入門書。

 世間一般でいう歌舞伎とは、「日本俳優協会」に所属する役者が出演し、株式会社松竹が興行しているもの。そんな歌舞伎の定義に始まり、2万円から4000円まで、そしてさらに格安の「一幕見」まである各種チケット、歌舞伎座の公演サイクルなどの基礎知識を解説。さらに、歌舞伎には「海老蔵の出る歌舞伎と、そうではない歌舞伎」の2種類があると、市川海老蔵の役者としての存在感など、劇場に足を運んでこそ分かるポイントや見どころを紹介しながら、その奥深い魅力を語る。(筑摩書房 780円+税)

【連載】新書あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 3

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  4. 4

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 5

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ