「暴君誕生」マット・タイービ著 神保哲生訳

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 昨年、米バージニア州の小さな町で衝撃的な事件が起きた。白人至上主義者=ネオナチの集会に反対するデモに車が突っ込み、女性1人が犠牲になったのだ。

 この事件に対し、トランプ大統領は当事者双方に自制を促した。事実上、彼がネオナチを擁護した瞬間だ。ナチスを支持することは民主国家にとってはタブー。ではなぜ、アメリカはトランプを選んだのか?

 著者はその背景にアメリカが実質的にいまだ白人国家である(人口の76.2%)ことを指摘する。白人が政治不信を鬱積させていたのだ。企業の海外流出による雇用不安、さらに若者に圧倒的な支持を受けたサンダースの躍進の意味を学ばない民主党、トランプの力量を過小評価した共和党の現実も要因にあると説く。(ダイヤモンド社 1800円+税)


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