第3話 百恵ちゃんフォーエヴァー <11>
「なあ、おとうはん。ウチ、思うんやけどな、美岬姉ちゃんって……」
千春が言ったのと、「ああ、そうか」と三男が声を上げたのは、ほぼ同時だった。午後9時過ぎで、三男は夕飯のあとに入った風呂から出たところだった。
「いや、すまん」
「おとうはんが先に言って」
…
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