「役所は教えてくれない定年前後『お金』の裏ワザ」荻原博子著
定年後の生活に役立つお得で簡単な裏ワザを集めたお金の教科書。
大企業の半数が60歳前に導入している「役職定年制度」。サラリーマンの給料は、この役職定年やその後の雇用延長で次々と下がり、それに伴い退職金や年金も下がる負のスパイラルに陥る可能性があると指摘。役員になれないなら役職定年のタイミングで会社に見切りをつけて、早めに第二の人生に乗り出すのも選択肢のひとつだと説く。
また定年後にも働きたいが技術や資格がないと不安を感じている人には、雇用保険に加入しているうちに受講費用が一部戻る「教育訓練給付制度」の利用がお勧め。
その他、退職のタイミングは64歳11カ月が最適、退職金は一時金でもらうべしなどの具体的テクニックが満載。
(SBクリエイティブ 800円+税)