「空気が読めなくてもそれでいい。」水島広子・細川貂々著
漫画家の細川貂々は、ずっと生きづらさを抱えていた。日頃「どうしてフツーのことができないの?」と言われていたのだ。だが、47歳のとき、精神科医の水島広子と出会い、「そういう自分を『それでいい』って認めないといつまで経っても前に進めませんよ」と言われ、「自分を認める練習」を始める。
ペーパーテストで「非定型」という結果が出た。世の中の大半の人は「定型」で、10%が「発達障害」、その中間が「非定型」だ。人がいいかげんなことをやっていても、定型の人にはそれは暗黙の了解だったりするのに、非定型の人は真面目に怒ったりする。
真面目で空気が読めない人が、もっと気楽に生きるためのアドバイス。
(創元社 1200円+税)