「寒慄」アリー・レナルズ著 国弘喜美代訳

公開日: 更新日:

 元スノーボード選手のミラは、カーティスに誘われ、10年ぶりにディアブル氷河近くのスキー場にやってきた。シーズン前のスキー場に、選手仲間のブレントとデール、デールの妻ヘザーが集まった。5人はチャーターしたケーブルカーを乗り継ぎ、山の上のホステルに向かう。

 やがてミラは皆を集めたのはカーティスではないと知る。彼女以外の4人は、ミラからのメールに誘われて来たと言う。もちろんミラに覚えはない。10年前、大会中にカーティスの妹サスキアが姿を消し、ミラはそれ以来、スノーボードをやめ、仲間とも連絡を絶っていたのだ。到着した一行は、何者かがサスキアを殺した犯人を突き止めるために5人を集めたことに気づく。

 元スノーボード選手による緊迫のミステリー。

(早川書房 2310円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出