「子どもを壊す部活トレ」中野ジェームズ修一著

公開日: 更新日:

 学校の運動部の指導を外部に委託する動きが進んでいる。しかし、それでも担当する運動部の競技経験がない教員が中学・高校とも25%以上もいるそうだ。子どもの体は繊細で、過度に負荷をかけたり、誤った方法でトレーニングをすると、骨が変形したり体の健全な発育を止めてしまう可能性がある。

 本書は、走力や跳躍力、柔軟性などの運動能力を、ケガのリスクを抑えながら効率よく向上させるトレーニング法を解説したテキスト。

 走力アップのためにはまず何から取り組むべきか。A・短いダッシュ練習、B・前傾姿勢の練習、など2択問題を課しながら解説。トレーニング法だけでなく準備運動や練習後のストレッチ、ケガをしているときの対処法、さらに日常生活での過ごし方まで分かりやすく伝授する。

(中央公論新社 946円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 5

    菊乃井・村田吉弘さんが日本食の高級化に苦言…「予約が取れない店がもてはやされるのはおかしい」

  1. 6

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

  2. 7

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  3. 8

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  4. 9

    【埼玉・八潮市道路陥没「2次被害」現場ルポ】発生2週間、水は濁り死んだ魚が…下水放流地で見た河川の異変

  5. 10

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」