「終末の訪問者」ポール・トレンブレイ著 入間眞訳
「終末の訪問者」ポール・トレンブレイ著 入間眞訳
間もなく8歳の誕生日を迎えるウェンは、2人の父親アンドリューとエリックとともに、カナダ国境の湖畔のキャビンで休暇を過ごしていた。
そこに突然、レナードと名乗る巨漢の男が率いる男女4人組が現れる。レナードは、話があるから室内に入れてくれと言うが、アンドリューらは抵抗。結局、部屋に乱入され、アンドリューとエリックは椅子に縛られてしまう。
レナードによると、彼らはメッセンジャーで、世界を救うためアンドリューとエリック、ウェンの家族3人の助けが必要だという。さらに、世界を終末から救うためには、3人のうち犠牲になる者を1人選び、選んだ者を残りの2人で殺さなければならないと言われる。
究極の選択を迫られた家族を描く終末スリラー。公開中の映画の原作。
(竹書房 1320円)