(90)お上臈が困惑に身を染める
お上臈が佇んでいる。
雪の肌に海老茶の乳首、黒々とした叢、女体を彩る色の対比は鮮烈、柳腰から豊かに膨らむ尻の曲線が艶めかしい。
「そろそろ、終わりにしておくんなんし」
お上臈は恥辱と困惑に身を染めている。まさか、客の注文が全裸とは。吉原の遊女は床入りでも最…
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