おニャン子、マイケルも通った「セーラーズ」女社長は今…
その愛娘が現在14歳になる「静良(セーラー)エミー」チャンだ。
「また、娘は足にハンディキャップを抱え、加えて5歳になったある日、突然言葉を失いました」
失語症だった。
ちなみに、父親は当時、脳梗塞による後遺症で右腕のリハビリを続けている状態で、「彼自身が大変な状況だったこともあり、自然に距離をおくようになった」とか。
「それからは母娘二人三脚の生活です。娘は言葉を発せないだけで、すべてを理解してるし、小学校は普通学級に通わせました。今は普通の中学校の特別支援学級に通学し、介助員さんがいれば、伝い歩きくらいはできます」
去年12月、「叶うなら娘より一秒長く生きたい!!~セーラーズ母娘物語~」(講談社)を出版。
「セーラーが中学生になり、同じような境遇で悩んでるお母さんたちに、1人じゃないよ、と伝えたいと思いまして。ハンディキャップがある子供たちの教育設備はまだまだ不十分で、行政の厚い壁にぶち当たり、涙でグチャグチャになったことも数えきれません。そんな具合に私が回り道して得た知識をお伝えすることで、前向きな気持ちで生きていただきたいんです」