莫大な経済効果 朝ドラ「マッサン」1話あたりの制作費は?
放送開始から5週連チャンで平均視聴率20%超えをマークするNHK朝ドラ「マッサン」。泉ピン子(67)や堤真一(50)ら脇役の演技が人気を牽引しているなんて声もあるが、最大の功績はシャーロット・ケイト・フォックス(29)の魅力に尽きるだろう。
50年以上続く朝ドラ史上初の外国人ヒロイン、エリー役を演じる彼女の存在はデカい。5日に日本外国特派員協会で行われた会見で、制作統括の櫻井賢氏から「彼女を起用できたことは、宝くじで1等当せんしたようなもの」と絶賛されていた。
外国人記者の間でもマッサン人気は絶大。興味シンシンといった様子で「予算はいくらか」と制作費に関するクエスチョンも飛び出した。櫻井氏は具体的な額について明言を避けたが、NHKが公表する「収支予算と事業計画の説明資料」(平成26年度)によると、大河ドラマやBS時代劇、朝ドラの制作費の目安は1話あたり990万円~5830万円。大河や時代劇に比べ、1話=15分番組と放送時間の短い朝ドラの1回分が990万円と考えるのが妥当だろう。それでも、1作品(計150回)で総額14億円超のビッグプロジェクトである。