大内義昭さんが生前明かしていた「愛が生まれた日」誕生秘話
カラオケの定番デュエットソング「愛が生まれた日」(94年)などのヒット曲で知られる音楽プロデューサーの大内義昭さんが22日、がんのため北九州市内の病院で死去した。享年55。
87年に小比類巻かほるの「HOLD ON ME」をヒットさせたのをはじめ、多くの歌手に楽曲を提供。また、ドラマの主題歌やCMソング、Vシネマの音楽担当など幅広く活動してきた。中でも、200万枚の大ヒットを記録し、94年のNHK紅白にも出場したのが藤谷美和子(52)と歌った「愛が生まれた日」だった。
かつて大内さんが日刊ゲンダイ本紙コラム「あの人は今こうしている」に登場した際、今も歌い継がれる名曲の意外(!?)な誕生秘話をこう明かしていた。
大内さんにとってヒットは予想外だったようで、「あのときは不思議な気分でしたね。そもそも『愛が生まれた日』の話をいただいたときも、“こんな歌謡曲チックな歌、売れるわけない”って思ってましたし。ファンだった藤谷さんに会えればいいや、ぐらいの軽い気持ちで引き受けたのが正直なところで」。