八村効果もなく…フジ独占「バスケW杯」大惨敗のウラ事情
■神がかり的に見放されている
「8月25日~9月1日にかけて行われた『世界柔道』も視聴率は4~10%とイマイチの結果でした。ここまで来たら、なにかウチは神がかり的に数字から見放されているような気がしてなりません」(編成関係者)
そもそもフジがバスケットの放送に興味を持ったのはこんな背景がある。
「世間で“Bリーグ”が認知され、八村選手や渡辺選手らの活躍で『AKATSUKI FIVE(アカツキファイブ)』の異名を誇る日本代表チームの人気も出てきた。日本にもバスケットブームが到来したとジャッジしたんです」(スポーツ局関係者)
会議を重ねた結果、将来、必ず大化けするお宝スポーツコンテンツと見込んで放送中継権の獲得交渉に乗り出した。ちなみにワールドカップの放映権は「FIBA(国際バスケットボール連盟)」とDAZNを運営するPerform社が合弁で設立した「FIBA Media」が管理し契約期間は2033年までと長期にわたる。ある広告代理店幹部はこう話す。