米国にわずか4得点 八村塁が見せつけられた“本当のレベル”

公開日: 更新日:

 日本の大黒柱がNBAの壁に阻まれた。

 5日の男子バスケットボールW杯(中国・上海)米国戦。第1クオーター(Q)序盤から、本場米国との実力差を見せつけられ、45―98と大敗を喫した。1次ラウンドの第2戦まででチームトップの36得点をマークしていた八村塁(21=ウィザーズ)は、相手の徹底したマークにあって、わずか4得点。第3Qに決めたワンハンドダンクが数少ない見せ場だった。

 10月のレギュラーシーズン開幕を前に、NBAの洗礼を浴びた八村。試合後は「オフェンスでもディフェンスでも、これからの日本のバスケのために何かを掴めたんじゃないかと思う」と前向きに話したが、自身はオフェンス、ディフェンスとも不完全燃焼に終わった。

「相手の厳しいマークにあって、ボールレシーブすらさせてもらえなかった。ほぼ完璧に封じ込まれましたが、こんな時こそアグレッシブにオフェンスリバウンドにいくべきです。他の選手がシュートを放った時に、タイトなディフェンスを振り切ったり、自身のエリア外でも空中のボールに反応するなどして、積極的にリバウンドを奪いにいくことも必要です。また、味方からのパスを待つのではなく、自らスクリーナー(相手の防御を崩す動き)となって、空いたスペースでボールを受けるなどの工夫も欲しかった。ディフェンスではNBAレベルにまで達していないため、まずは動きだしの際の1歩目の速さを意識すべきでしょう」(日本代表前ヘッドコーチの長谷川健志氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された