きゃりー勇気ある1歩 政治的発言セルフプロデュースの時代
しかしながら、きゃりーの印象と政治的発言のギャップに驚いた人は多かったのはわかるが、20代女性の真っ当な市民感覚に噛みつく方がどうかしている。
■政治的発言もブランディングのひとつ
芸能文化評論家の肥留間正明氏はこう言う。
「日本もようやくタレントが意見を発信してセルフプロデュースする時代になった。山本太郎が政治発言を始めた頃はテレビ出演が減り、干されたと言われました。当時はテレビ出演で知名度を上げて、CMや営業のギャラを上げていくという“ビジネスモデル”で、テレビは芸能人の生命線。ところが今や影響力はネットに代わり、タレントの発信力、セルフプロデュースこそがブランディングになり、むしろSNSの影響力に広告が追随。日本もレディ・ガガのようにモノ言うタレントが評価される。政治的発言もブランディングのひとつになったといえます」
きゃりーぱみゅぱみゅの勇気ある一歩は芸能界の“グレートステップ”になりそうだ。