玉袋筋太郎さん 重力にあらがわずすべてに身を任せ生きる
BS―TBSの「町中華で飲ろうぜ」のロケも行けなくなった。コロナで畳んじゃった店もあるんじゃないかと心配してたけど、取り上げた店を一度訪ねたら、こちらは意外だった。基本、店は自分ちで従業員は家族でしょ。営業時間は短縮したけど、家賃と人件費が削れるから、どっこい生きてる。むしろ売り上げの分母がでかい店の方が厳しいんじゃないの。
うちの近所に夫婦でやってる店があるの。ご主人がコロナ前にがんを患って店を畳むと言っていたのに、病気する前に冷蔵庫と冷凍庫を入れ替えてそのローンが残ってるから、「死ぬまでやるしかない」って復活。応援したくなるよね。
■50代で身についた3密の「町中華、競輪、スナック」
40歳になって何か始めなきゃと思ったのよ。それで鳥の四十雀に引っかけて「シジュウカラ」って一人キャンペーンをやった。楽器をやったり書や絵を始めたり。何も見つからなかったけど、50歳になって気がついたら身についていたのがスナック、町中華に競輪だった(笑い)。俺の仕事の入り方、これまで蓄えてきたコミュニケーション術が生きたんだね。