東京五輪は本当にやるの?開会式に利権や出世が絡む理不尽
この時にオファーされた渡辺直美ちゃんはその企画を「鳥肌立つほどかっこよかった」と言っている。
しかしコロナ禍に襲われ、五輪は延期。プロジェクトはいったん止まる。その後6カ月間、MIKIKOさんにはなんの連絡もなかった。
業を煮やした彼女が問い合わせをすると、なんと全く別の企画が別の演出家で始まっていたのである。その演出家というのがあのピッグ演出で辞任した佐々木氏である。
彼はMIKIKO案を退け、自分が一から企画した案に変更してプレゼンするも、IOCから前の方が良かったと言われてしまう。そこであろうことか無断でMIKIKO氏の企画を一部使うという掟破りの禁じ手を使った。
そこまでしてもMIKIKO氏を排除したかったのは、忖度なく言うべきことは進言する彼女を疎ましく思っていたからだと文春は報じている。
実はこのようなことはエンタメ業界では少なからずある。
演出する舞台に知らぬ間に勝手なキャスティングをされ、「主演の○○さんは了解されてます」とプロデューサーに言われたが、主演本人は「聞いてないよ」などということは私にも何度もある。