著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

東京五輪は本当にやるの?開会式に利権や出世が絡む理不尽

公開日: 更新日:

 この時にオファーされた渡辺直美ちゃんはその企画を「鳥肌立つほどかっこよかった」と言っている。

 しかしコロナ禍に襲われ、五輪は延期。プロジェクトはいったん止まる。その後6カ月間、MIKIKOさんにはなんの連絡もなかった。

 業を煮やした彼女が問い合わせをすると、なんと全く別の企画が別の演出家で始まっていたのである。その演出家というのがあのピッグ演出で辞任した佐々木氏である。

 彼はMIKIKO案を退け、自分が一から企画した案に変更してプレゼンするも、IOCから前の方が良かったと言われてしまう。そこであろうことか無断でMIKIKO氏の企画を一部使うという掟破りの禁じ手を使った。

 そこまでしてもMIKIKO氏を排除したかったのは、忖度なく言うべきことは進言する彼女を疎ましく思っていたからだと文春は報じている。

 実はこのようなことはエンタメ業界では少なからずある。

 演出する舞台に知らぬ間に勝手なキャスティングをされ、「主演の○○さんは了解されてます」とプロデューサーに言われたが、主演本人は「聞いてないよ」などということは私にも何度もある。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動