ドーナツ盤5000枚を愛蔵!構成作家チャッピー加藤氏が語る「アナログの魅力」
――悠々自適の、中高年ならではの趣味?
「CDが売れず、ストリーミングや期間限定でのネット配信によるサブスクもあるなか、アナログレコードは右肩上がりの成長をしています。全米のみならず、国内も3年連続で20億円以上の市場規模を維持、この先も伸長していくとみられているんです。大御所のみならず、若手も新譜をあえてアナログ盤でリリースしたりしている。複製されにくい、という利点もあり、この流れは続くのではないでしょうか。世代の話でいうと、若い世代との話のきっかけになります。後追いでジュリーが好きになった20代が結構いたりして、自分たちがリアルタイムで見聞きしてきたことを話すと、興味津々に聞いてきますよ」
――今またオーディオに凝ると、金もかかるのでは?
「レコードでいえば中古盤店は一時減りましたけど、アナログブームで新しい店も登場しています。またオークションでは100枚2000円とか、まとめて中古盤を大量出品している業者もいますし、プレーヤーは1万円以内のものも出ていて、USB端子付きでPCに音が取り込める機種もある。インテリアとしても楽しいし、意外とお金がかからない趣味なんです」