飯野矢住代誕生秘話<14>「姫」の元No.1ホステス大門節江の回想する嫉妬深さ
昨秋刊行した「沢村忠に真空を飛ばせた男」(新潮社)の取材で、筆者は広島市内に隠棲する「姫」の元ホステス、大門節江を訪ねた。生い立ちから「姫」に入店したいきさつ、山口洋子の素顔、前夫・梅宮辰夫との出会いと別れ、「姫」からの独立……。彼女の長い半生にじっくりと耳を傾けた。その際、「姫」の同僚だった飯野矢住代についても話を聞いた。年齢は節江が5歳上で「姫」の入店も節江の方が早い。「ナンバーワン」の地位にあった節江だが、「ミス・ユニバース日本代表」の矢住代が入店すると、「あっという間に追い越された」とにべもない。