シルクがどん底の引きこもり生活から“よしもとの美容番長”になるまで
ストレスから顔の片側が顔面神経まひになり、カウンセラーの「環境を変えたほうがいい」という勧めもあり、会社と相談して休養生活に入ります。
移り住んだのは憧れの場所・ニューヨーク。というと、聞こえはいいのですが実態は友人の家に居候という形で“避難”することになります。ビザの関係で途中でカナダに出国してまた舞い戻るという生活を11カ月続けたそうです。
その間に“人生最大に太って”しまい、セントラルパークでマラソンを始めると、マドンナがボディーガードと一緒に走っていたり、スターバックスにロビン・ウィリアムズがいたりと全くの別世界を目の当たりにして徐々に気分が晴れていったそうです。そんなある日、無料の「顔の体操のレッスン」のチラシを受け取り、「タダやし行ってみよか」と軽い気持ちで部屋に入ったことがシルクの人生を変えてくれることになるとはその時、想像もしなかったでしょう。
薬で抑えていた顔のけいれんが、顔の筋肉を動かす体操で治っていくのを実感し「神経って筋肉と連動しているんやー!」と、それまでほとんど意識することのなかった体と健康、美容に興味を持つようになります。