ク・ハラ不在のKARAが活動再開! 日韓緊張の逆風で、一時は量販店営業でしのぐ日々も
お尻をフリフリする“ヒップダンス”をしながら、「ミスター!」と叫ぶ歌声を覚えている人も多いだろう。
日本で2010年から始まった第二次韓流ブームを巻き起こしたKARAが、デビュー15周年を記念するアルバムをひっさげて11月にカムバックを果たす。15年に発売したアルバム以来、約7年ぶりである。
「Mr.」、「LUPIN」、「Jumping」など、日本でも大ヒットを飛ばし、11年のNHK紅白歌合戦に出場。13年にはK-POPの女性アーティストとしてはじめて東京ドームでのコンサートを成功させた。トップアイドル街道を驀進していた彼女たちだったが、14年にチョン・ニコルとカン・ジヨンが事務所との契約満了を持って脱退。同年、ホ・ヨンジが新メンバーに加わった。
その後、16年にもパク・ギュリ、ハン・スンヨン、ク・ハラが事務所契約を満了し、ホ・ヨンジのみが事務所に残る形となった。
■李明博大統領の竹島上陸で急速に冷え込んだ第二次韓流ブーム
「第二次韓流ブームは、12年に当時の李明博大統領が竹島に上陸したことで、急速に落ち込んでいきました。そこにニコルとジヨンの脱退騒動が重なり、一気に日本で見かけることが少なくなりました。一時は、スーパーなど量販店のイベントなどで営業していたほどでした。当時、東方神起も分裂騒動が起こっており、韓国芸能界のイメージが悪くなりましたね」(韓国芸能事務所関係者)
一時、カン・ジヨンは、堀北真希が所属していたスウィートパワーに所属し、知英の名で、ドラマに出演するなど活躍していたが、14年に契約終了。再び韓国に活躍の場を移すことになった。
「当時、日本では、韓流ブームの反動で、反韓運動が盛んに行われていました。それまで地上派の歌番組にこぞって出演していた韓流アーティストたちは全く見なくなりましたね。その影響で、ジヨンもKARAの名前を消し、名前も韓国名ではなく、漢字名で売り出していましたね」(前出・韓国芸能事務所関係者)