東出昌大の狩猟生活は自然番組向きかと思いきや…制作側が及び腰になる令和のテレビ事情
東出も“マタギ生活”を売りにし、都会生活ではできないことを見せていけば、イメージ回復のひとつの手段になるのではないか。映画で地道に続けている俳優生活にもプラスに働くし、なにしろ大自然とのふれ合いは、キャンプとは違ったリアルさがある。
だが、知り合いのテレビプロデューサーは「うう~ん」と首をひねる。
「面白いとは思うんだけどね、10年、15年前だったら獲物を狙って、倒すシーン、さらにアップでなければ獲物を解体するシーンも見せられたかもしれないけど、今のテレビでは難しい。動物愛護の関連団体が抗議してくるとか、残酷なシーンはSNSで批判されそうで、まあ、放送できないんですよ」
映像がなければ、番組にならないわけだ。
「時代が変わっているんですよ」とプロデューサーにため息をつかれた。東出昌大のテレビへの本格復帰はもう少しかかりそうだ。